吹矢ではなく、苦無ですが、武道に関連して・・、
苦無手裏剣
これは忍者が使用していた苦無(クナイ)という道具の一種です。
石垣の隙間に差し込んで、よじ登ったり、戸をこじ開けたり、
土を掘ったり、広い用途で使われます。
あらゆる用途がありますが、なかでもこれを手裏剣代わりに、
投げる方法があります。このように軽く持って、
真上から投げつけます。苦無を放った手先は、振り下ろすのではなく、
まっすぐ的に向かって伸ばし、残心をのこします。
手首のスナップにより、するりを放たれた苦無は、回転しながら的に刺さります。
投げたあとも、そのままの姿勢で、的に刺さる瞬間を見極めること。
これが上達の秘訣です。私の場合、距離3間(5・4メートル)で、
30本中、5本刺さったのが最高です。(1本1点で5点になります。)
先端が当たっても、角度が、上下40度を超える場合は、
苦無の重みで落下します。この場合、3~5ミリの食い込みが
認められますので、0,5点が加算されます。
今日は30本中、2本刺さり、先がコツンと当たった3本があるので、合計3・5点です。
なかなか難しい技です。最初は、1間(1.8メートル)の距離から、始めて、
2本以上刺さるようになれば、半間(0,9メートル)づつ、距離をとっていくと良いでしょう。